私は早番で、ある日、出勤したら
遅番の人が、突然「辞めます」と来なかった。
仕事上のストレスなのかな???
と思ったら、そうではなかった。
その人のご主人が、亭主関白で
定年になって、暴力を振るうようになってしまったそうだ!
夫のDVから逃げるため、友人は家出をし、職場も急に辞めることにしてしまったようだ。
友人が以前言っていたことは
「旦那が定年になって、再就職もしたくないと言って、毎日、何もしないの。
人とお付き合いをするのも嫌いだから、ずっと家にいて寝てばかりいるのよ。
認知症になっちゃうのが心配だわ」
最近、「夫が定年になって生活が変わって・・・」と妻の愚痴を聞くことが多い。
長年、通勤していた夫たちは、定年になった途端、地域の人とのお付き合いもなく
家にいるしかない。
そこで奥さんからガミガミ言われれば、ケンカになるのも無理ない・・・・
人生、長いんだから、これからの人生をどう生きるか、どう楽しく過ごしていくか
夫も妻も考えていかなければ・・・・
お互いに穏やかに話ができるときに話し合いをしておけば、
急にケンカになって、暴力をふるうこともない。
江戸時代の貝原益軒は
「老後の一日千金にあたるべし」と言っている。
熟年以降の一日は貴重だ。その一日一日を、後悔で泣いて生きるのか
楽しく充実して生きるのか、若いときからの生き方で決まってくるのでは?
と思うこの頃です